旧帝落ち地方公立大生のブログ

地方公立大学2年。ある現象の背後に存在するものを見抜いて、言語化するブログ。

物質的な豊かさを追い求める時代の終焉

僕自身、おそらく今後の社会では、

【人々の働く動機が単純な拝金主義(金銭を至上の価値あるものとして尊重する考え方)ではなく“人との繋がり”、“社会貢献”、“やりがい”といった精神的な満足感を重視したものへとモチベーション構造が漸次的に変動していく】

のではないかと見ています。


戦後日本の社会政策の分野においては、大河内一男(経済学者:1905-1984)のような分配政策論を否定し、
「生産力主義」を展開するイデオロギーが支配的となった政策が推し進められてきました。

そういった時代に展開されてきた社会政策論は、
《生産力の発展・増大に伴い自ずと社会全体の福祉も増進する》といった考え方をベースとしていました。

これらの政策は戦後の時代、慢性的な物資の不足、貧困といった困難な状況を乗り越え多くの国民が“豊かな生活”を享受出来るようになるために一定の効果を収めてきたと評価されています。


しかしながら、バブルが崩壊し深刻なデフレ不況に陥り経済が低迷していく現代においては、物質的な豊かさだけでは真の満足感は得られないことは多くの人々が体感として実感しているところだと思います。

ある一定水準を越えると、年収があがってもさほど幸福度は変わらないということは多くの実証的な研究結果によって示されています。

◯ダニエル・カーネマンらは45万件のデータをもとに調査し分析した結果、感情的幸福は年収7万5000ドルまでは収入に比例して増大するのに対し、7万5000ドルを超えると比例しなくなる、という研究結果を得ています。

一定以上の経済的な豊かさやモノの豊かさは、必ずしも幸せをもたらさないのです。
(前野 隆司、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授)


小中学生の頃、めちゃめちゃ好きだったポケスペルビサファ編の名シーンの👇この言葉を身にしみて感じます。

「本当の美しさは心の美しさだ!! 誰かを愛し、想いやる心そのものなんだ!! 
強大な力に全てをのみこまれる前に、そんな気持ちを思い出してくれ!!」(22巻)

利潤追求・経済優先の論理を推し進めてきた結果、破壊してきたもの、失ってきたもの、駆逐してきたものは何なのかを今一度問い直していく必要があるかもしれません。



さらに興味深いデータがありました。

学生の立場からすると夢も希望もない(´;ω;`)

なぜ男女間や就業形態に応じて、主観的な幸福度にここまで開きが有るのかに関してはいずれ考察してみます。